日記 2019年12月14日 土曜日

2019年12月14日 土曜日

 

昨日の日記に書いたかもしれないけれど、夕方に母が好きなパン屋のトーストを、真夜中に父がキンパを買ってきて誘惑に抗うのに苦労した。

 

とりあえず有り金が0円に等しかったので60ユーロを日本円に換えた。
イギリスの恩恵を受ける。にひ

 

キッタンとは11:30に待ち合わせしてポーアイへ向かった。移動中、二人は食べることに脳を支配されていたようだった。

 

中華バイキングで死ぬほど食べる。
長いもにブルーベリーソースとカラースプレーがかかった食べ物に騒然とする。
しかしそれ以外はおいしかったし何より楽しかった。
ついでに相談をした。今日クラブに行くんだけど気が進まない。という話。
行ったらいいと思うと言われた。そりゃそうだよな。

 

そのあとイケアに行った。お互い腹が千切れそうなくらい食べたので、歩いただけでは吐きそうだった。

イケアでは、私はペーパーホルダー?を、キッタンはぬいぐるみとクリスマスツリーを買った。

そのあと坂本先生にプレゼントする予定でお酒を物色したりして、16時には解散した。

 

インスタに私が載せられていたのが嬉しかった。
キッタンにとって私はちゃんと友人の役割を果たせているのだなあと思った。胸が暖かくなって幸せだった。

 

一度家に帰って、お風呂に入ったりテレビを見たりして、もう半ば行くのをあきらめていたけれど、左のほほにニキビの赤ちゃんができている事に気付き、これは踊って排出するしかないと思って急いで出かけた。
正直、22時以降に自分の意志で家を出たのはほぼほぼ初めての事だった。

 

三宮から梅田にかけて、終電の計算をしつつ、しかし、もう尿意を抑えられそうになくて死にそうだった。

神戸ならトイレがどの場所にあって、どれくらい清潔で、どれくらい空いているかわかるのに梅田では一切センサーが働かない。
もう野生のカンみたいなので探し当てて事なきを得た。そして、涙でメイクがボロボロになっていることに気付く。ドライアイかしら。どれだけ瞼を抑えても目を閉じても涙が止まらなかったのであきらめた。

 

さて
着いたらまだ前座だったので思ったことを少し書き留めておく(Twitterを交えて)

 

クラブはなぜ夜でないとダメなのか来るたびに思う
まず私は夜は寝ないといけない ねむいから
そしてクラブは行くあてが他にない 圧倒的に独立した空間なのだ
10月中旬で私も大人の仲間入りを果たしたわけだけど、いい年した男や女が真っ暗に等しい、怪しい照明の中で、細胞を逆立てるような奇妙や音楽に体を揺らし続けるのが不思議で仕方ない 修行じゃないかと思うくらい
まるで2000年代に取り残されたPCゲームみたいなのだ。

 

どうしても気分が上がらない(理由はわかっている)のでワインを頼んだ。
味は期待していなかったが、以外にも酸化してなくておいしかった。
程よい辛口。

 

そもそも閉塞的な空間が苦手なので、サッサとクラブを後にした 目指すは潜水艦バーである ササッといくのだ

普段なら、わたしにはこの人だけでいいなと思える人に出会いたいと思うだろう
今日は、いつものようにそう思いかけて、あ、先生がいるなと思って、嬉しい気持ちになった
石野卓球もそうだなあ この人のクラブ以外行かなくていいやと思った。
割と大きな音で再生した。
ちょっと酔っている からほり商店街あたりから、大阪の地形といい、雰囲気といい、少しずつ変わってきているのに気がつく 昔を思い出す
(ここらあたりは谷町六丁目というらしい。)

昔って何かしら 私は、匂いや雰囲気、その時感じた事は、中学生が最古な気がする。中学生からの記憶…とか。
昭和とか、平成とか、そこら辺の気持ち 昭和から地続きなんですわ フン いいお店がたくさんあるな 昼にも来てみたい

 

大阪とは思えないほど昔の面影を残した住宅街を練り歩き、Googleマップを駆使して潜水艦バーまで足を運んだ。
以前イギリス人の友人とここに行ってみたいんだと言うと「外国人は入店断られるから無理なんだーしかも会話できないらしいし」と言われて断念した記憶がある。ああ、色々あって、もう1年経つのだなあ。色んなことがどんどん過ぎ去っていく 憧れの車 憧れの朝帰り、憧れの……なんだ?

 

と、メモしたところで隣の男性に話しかけられた。
ふたご座流星群の話など
気付けばマスター交えて3人で長い事話をした。酔っているせいで口が軽くなるのもあるけれど、やはり率先して自己開示してしまう。

あの時のあの空間はいい思い出なのだけど(具体的な話はちょっとあやふや)、私の話がウケて気持ちが良かったのは覚えている。だってアンタ、知ってるくせに。

 

私の人生はエンタメだということ、経験、考え方、人と違うこと など

 

調子に乗って研究内容の話をした。
忘れないように書き記すことがあるとすれば、やはり「買い手」を名乗る男性は極端に少ない。そしてそれぞれ何らかの依然性を持っている事かしら

 

あと無関心層に受け入れられるためには納得することが不可欠のように感じ取れた。
例に挙げると、「非違法化を目指す場合、賃金が安くなっても受け入れるんだよね?」←この発言は新鮮だった。セックスは安く買えるかどうかは置いておいて、単価が高いのは醍醐味ではないのかもしれない。
ここいらは、水面下での心理的なバイアスがかかっているように感じる。女性の主張に男性の視点を組み入れなければならないのは不自然だ。

しかし、何度も遭遇し、戦ってきたからこそわかるけれど、悪意のない差別意識の指摘、そして認めさせること(納得までのプロセス)のコストは高い。

 

とりあえず考えることはここまで。また後でツシマさんや坂本先生、山口先生に共有したい。

 

男性に、名前を聞かれ、少しだけぎょっとしてしまったことに、未だに自分の名前に慣れていないし、過去に足を引っ張られているなあと痛感する。

 

3時過ぎにお開きとなり、クラブまで送ってくれた。

いろんな話をしたとき、その男性が、けんかした奥さん(再三申し上げるが「奥さん」以外の呼称はないのか?)を抱きしめないと、と言っててポカーンとした。
純粋に、個人的つながりを見たからだ。
ああ私男と女の研究をしていて形式的にいろんな文脈をなぞっていたけれど、私視点の男性とのつながりやセックス観はないんだと思た。
ヘテロである必要はないのだけど…

 

ともかく頭が回らないなりにいろいろ発見があった。

 

送ってくれた男性に礼を言い、解散した。
クラブに戻るとメインのDJはもういなかった。
始発の時間まで立ったまま寝た。知らん兄さんに「寝ちゃうの~!ここがベッドなん!そうなん!」と揺さぶられたり、別の男性にいきなり首元を撫でられたり、悩みの種であったインスタの男性らしき人(すごく奇妙な動きをしていた)を見つけてしまったりして割と機嫌が悪かった。

 

そしてとりあえず梅田へ向かうことにした。

 

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ジントニックうまかた

明日に続く。