日記 2019年11月23日 土曜日

2019年11月23日 土曜日

 

しろさん!
しろさんはツイッターで知り合った友人である。今年の正月、オフスプリングの来日ライブで一度遊んだことがある。

音楽に詳しくていつも全力で頑張っている印象を受けている。
そしてこの間いろいろお世話になり、再び会うことになったのだ。
一度しか会っていないけど、向かうベクトルは違うが尊敬して尊重しあえる仲だと思う。

 

楽しかったことを須らく書くべきだとは思わないので、印象的だったこと、どこへ行って何をしたかをピックアップすることにする。

 

梅田で待ち合わせ、岡本に降り立つ。ずっと探し回っているエビのビスクを置いてある自動販売機がたくさん見つかる。
雨予報だったのに前日になると晴を予想し、当日はありえないくらい眩しい天気だった。

マナーハウスモトヤマで茶をしばく。私はパンプキンプディング、しろさんは洋ナシのタルトだったかな。ケーキが大きくてショーケースを観ながらはしゃいだ。

 

雑貨屋をめぐり、カヌレを買ったり、アジアの雑貨をみたり、球根を買ったり。
去年水植えでしくってカビをはやしてしまったので、今年こそ花を咲かせたい。もう少し寒くなってから植えることにする。

 

民族工芸品の店に1年ぶり?くらいに訪れ、成人祝いの指輪をほぼほぼ即決で買う。私はイエベだから銀色はナイナイと言っていたけれど、金属光沢というよりは質感が心地よくて買った。ブエノスアイレスの美術館においてあるらしい。

遅めではあるけれど、成人祝いに指輪が欲しいと思っていたので達成できてよかった。
どんな買い物をしても心が満たされなかったけれど、何度も眺めては指を滑らせ、大満足なのである。

即決だったため大きな買い物だと思わないかもしれないけれど、しろさんがこの大切な時間に居合わせてくれてよかったなと思う。

 

幸せになれるかしらん…。
色んな気持ちを左手の薬指に閉じ込める。今までは願掛けでアクセサリーを買っていたけれど、今回は誓いを込めて購入した。長く使いたい。

 

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御影へ急ぎ、白鶴美術館を案内した。私のハンドルネーム「金餮」は饕餮という中国の化け物から当てたんだよ、そしてその字を知るきっかけは白鶴美術館の展示物なのさ、といっちょ前に語って見せたりした。

しろさんは白鶴美術館を気に入ってくれた。
新館の中東の絨毯の展示は、もう何度も見ているけれど人と見ると新鮮でうれしかった。

私の美しいもの、好きなもの、正しいと思うことを共感して、肯定してくれる友人のありがたさよ。常日頃孤独だとまざまざと感じさせてくれる。

 

マフラーを落としていたけど誰かが拾ってくれていた。感謝したい。

 

湊川商店街を通過して銭湯に行く。すぐのぼせたけれど楽しかった。
非日常を味わってくれたらいいなと思っていたけれど、大成功だった。
カネテツデリカフーズを指さして「金餮ちゃんじゃん!」と言ってくれたしろさんにニヤリとする。
そうなんです。カネテツはまさしくそこから頂戴したのよね。

 

MUSE良いよね!と現実の人間と初めてMUSEの話をする。

 

フレンチの店で1杯だけ飲んだ。生きづらい社会、政治、フェミニズムの話…差別の話、外国の話。
重たい話だったけれど食事が明るくしてくれる。おいしいの力はすごい。

 

という感じだった。
ほんとうに楽しかったな。そして神戸を好きになってくれてよかった。
遠い町からわざわざ私に会いに来てくれて嬉しかった。楽しいと感じてくれてよかった。

しろさんとはなかなか会えないけれど、会うときは必ず特別な日になるだろうし、相手を尊重して慈しむことが叶う喜びに満ち溢れている。
また会いたいな。そして何度も「たのしいね」と口に出せてよかった。

 

よく眠れた。