日記 2019年10月21日 月曜日

2019年10月21日 月曜日

 

明らかに変な夢を見た。
あまり覚えていない。

 

ちょっと寒いなと思ったのでセーターをおろした。
高校2年?3年の修学旅行前に買ったからだいたい3年前の服になる。実は修学旅行以外めっきり着る機会が減っていた。
サイズが大きいし、地味だし、ちょっとチクチクするなと思っていたが、久しぶりに腕を通してみると着心地がよかった。大人の余裕ってかんじだ。似合ってる。
なんていうか包まれているみたい…自分の事大切にしてるぜ、今。

 

昨日の夜、クレープが食べたいと思ったので学校へ向かうついでに買いに行った。
安いチェーン店で買うことを検討していたけれど、個人経営のクレープ店へ。
沢山のメニューがあって、なんていうか煩悩の権化みたいだった。(例:三種のベリーとチョコレート、バニラアイス・焦がしマシュマロ添え)
甘くてこってりしたいかにもクレープらしいものを頼みたかったけど、私は甘いものが食べられないので生クリームとオレンジだけのシンプルなクレープを選んだ。500円也。意外と高いんだな。


オレンジの甘みが感じられなくなるくらいに生クリームの主張が激しかった。気持ち悪くなり、残したい気持ちを抑えつつ完食。欲張らなくって良かったぜ

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一見さわやか。

なんていうか曇りと雨続きすぎ。
天気よかったら「ウォー!クレープ!!」みたいなテンションで食べられていたであろう。BPM高い曲聴いてもから回り。レディオヘッドを聴く。

 

ロックスターについて考えてみる。
どうしたって私たちが彼らにあこがれるのは、代替性がないことからだと思う。
つまりロックスターにはオリジナリティが備わっている。特に歌声 ボーカルの存在だな。
同じ曲でも別の人間が歌っていたらどうだろう。テイストが違ってくるはずだ。
コピバンを組んでカヴァーするのはその曲がいいからだろうか?それだけじゃない。憧れだってある。

 

ロックスターと聞いてだれを思い浮かべるだろう

 

わたしは特にマシュー・ベラミー(MUSEのフロントマン)が好きで、その理由を深く掘っていけばオリジナリティはもちろん、追求性がカッコイイと思う。
曲を聴いているとカッコイイな~と思うんだけど、その曲のしつこさ(いい意味で)、クオリティの高いことを思うとドン引きしてくる。素人が聴いていても作りこみすぎていると思う。
これを経て、圧倒された私たち、「ドン引き」した人たちは、マシュー・ベラミーを天才だという表現で形容できないなと思っているはず。
天才ではなく変態という認識が正しいんじゃないかと思えてくるくらい、マシュー・ベラミーはかっこいいのだ。ド変態だ!

 

もちろん他にも圧倒されるような曲を作っている人はたくさんいる。
ただ、楽曲のパフォーマンスとしての構成が「わかりやすい」のだ。
誰が聴いても壮大でダイナミック、それがMUSEだ。
簡単に鳥肌を立たせてくる、あの感じにあこがれている。

 

今聴いているレディオヘッドとかはこう、ジワジワ奥底からくる興奮がある。それも演出なのだ。オリジナリティ…トム・ヨークの踊り。
わたしがトム・ヨークの踊りをまねしても変な奴だと思われて終わりだ。レディオヘッドを聴いてアンニュイな気持ちになってもトム・ヨークのことは理解できない。
これもあこがれだ。

 

カラオケとかコピバンで真似をしても満足できないあの感じは、そのオリジナリティまではカヴァーできないからだと思う。我々は演奏している奴らの、その背景まで無意識に汲んで聴いているからかっこいいんだ。

 

あ、ちなみにわたしにとってロックスター並みに重要な人物がいます。
9mmの滝さん。彼は私のギターヒーローです。

 

聴こえない音楽に関する小話ふたつ

 


終電が近い三ノ宮駅付近で、皆酔っぱらったり疲れた顔をして歩いていた。わたしもそのうちの一人で、早く帰りたいと思っていた。これは、多分冬の記憶だ。

 

ふと向かいから20~30歳くらいのおとなしそうなメガネのサラリーマンがやってきた。
彼は有象無象の一人ではなかった。浮いていたのだ。満面の笑みで歩いていたからだ。
イヤホンをつけている彼は、どのような音楽を聴いているのか容易に想像できるほどスキップを隠し切れない歩き方をしていた。小さく頭を横に振って、腕をぶんぶんと振り回す。

 

音楽の情熱。音楽の与えてくれる力の大きさよ。

 

わたしも聴く曲によって少しずつ歩き方が違う。肩で風を切ったり、猫背になったり、スキップしたり、スウィングしたり。
わたしだけじゃないんだ~と呆気にとられた。その反面嬉しかった。
本当にそれだけなので誰にも話さなかったけれど、いつか誰かにこの話をしたい。

 


これは最近。先週の木曜日のこと。
父の職場付近にある茶店から帰ろうとしていた時、道のはずれに服屋があった。
平日の夕方なのでおそらく殆客が来ない日だったからか、扉が閉まっていた。しかし透明だったので、中の様子は見える。営業はしていた。

 

少し覗いてみると、道を背に店員が思いっきり踊っていた。

 

幼稚園児みたいな踊り方だった。おしりを横にフリフリしていた。
外からはどんな曲が流れているかわからない。だけど踊れちゃう曲なのはわかる。

 

わたしは、彼がこちらに気付く前にそっと立ち去った。
家に帰って、同じように踊った。
毎日踊っている私は、いろんな人に「なぜ踊っているのか」とよく聞かれる。
楽しいからだ。あの店員も同じように答えるのかもしれない。

 

おわり

 

今日はレポートを仕上げなくてはならないのでこれ以上は控えることにする。
今の時間は14:53です。