日記 2019年11月15日 金曜日

2019年11月15日 金曜日

 

朝…はあまり記憶が残ってない。
大急ぎで支度したものの普通に間に合ったことと、昨日お鍋いっぱいに満たされていた豚汁(しょうがの欠片がアクセントになっていて絶品だった。白菜の緑の部分がおいしい。)がほとんど残ってなかったこととか…。

 

シンペーさんにニューオーダーのライブチケットが取れたことを自慢した。
卒論のゼミはシンペーさんじゃなかったけど、来るもの拒まずのあの人ならきっと面倒を見てくれると思う。

 

午後の授業を終えて大阪に向かう。
梅田から中崎町へ足を運んだけど微妙な時間帯には何をしても微妙なのだ。
なので難波で気になっていたストールを買った。店がどこにあるのか全然わからなかったので初めてインフォメーションなるものを使用した。
すごい丁寧に、かつ瞬時に、わかりやすく説明してくれたお姉さんを尊敬する。
あんなにウロチョロしていたのにあっという間に着いた。
なぜか今日だけマフラー、ストールは10%オフだったので早まったり遅かったりせず買えてよかったなと思った。

鬱屈とした気分が抜けないでいるのと、満員電車の空気の気持ち悪さ(マジで風邪の原因になりかねないと思う)を吹っ飛ばすためにオフスプリングを聴いた。

 

19時過ぎ、坂本慎太郎のチケットを無事譲渡し終え、腹を満たすためにまたウロチョロした。がっつり食べるつもりはないけど、個人経営の店がいいし、酒は飲みたくない、、と思ていたら良い店があったので入店する。

外観が普通の民家で、赤い暖簾が特徴的だった。
入るのにハードルが高かったり、中が見えない店に一人で挑むときは勇気じゃなくて勢いが大切だと思う…by一人飯6年の人間より

 

期待通り、いや期待以上のごちゃごちゃ感&小汚さ、人情味あふれる雰囲気だった。
おばあちゃんに注文する…
何を食べたかというと、ハムエッグ、豚ロースの炒め物、ナス田楽、クジラの刺身。
クジラの刺身は凍ってて面白かった。お茶と、ミカンをサービスしてくれた。

さわのさんに会いたいとおもって撮った料理をインスタに載せたりした。

 

坂本慎太郎のライブが始まるので足早に退店した。

正直言って全然楽しみじゃない、というか実感がない。
無理やり酒を煽って気分を上げた方がいいのかと思ってドリンクコーナーに並んでいると、アキラさんとユウトさんがいてびっくりした。
ちょっと話して、改めてビールを飲んだけど、おいしくなくて、気分が上がらないので捨てた。

ビールはゲップするとホントにまずい。

 

坂本慎太郎のライブが始まって、全然気分が高揚しないことに気付くのに時間はかからなかった。
そして焦りと共にいろいろ考えた。
明日は労働、明後日は5時に起きて労働、さっき食べた物のカロリー、終電、アルコール…

ああ、去年の坂本慎太郎のライブは本当に楽しかったな、あの時一緒に踊った人、今年は誰一人いないな。今流れてる音楽を全然いいと思えない。身体が乗らない。なんでだろう。

 

そして今日が金曜日だということに気付いてしまった。
遊んでいる場合じゃないし、楽しんではいけないような気持ちになった。
いっそのこと、もう帰ってしまおうかと考えた。

去年は楽しかったけど今年は今一つだわ、と思うより前に、前回の味園ユニバースでのライブを永遠にしようとおもったのだ。
そこからは早かった。

 

速攻ユニバースを出た。
そのとき20:30なので、滞在時間は30分だということになる。

 

どうしよう 取り返し付かんことしたかも 認めんかったらよかったのに
坂本慎太郎のライブ30分で抜けてんとか言うたらウケるかな
もう助けてとも思われへん どうしたらいいんやろう どうしよう どうしようかなどうしよう
Twitterより)

 

踊って消費するつもりだったエネルギーを少しでも減らすために眠らない街大阪を闊歩した。

やらかした。完全に心がぶっ壊れていることを認めてしまった。
しくじった!
最初から行かなきゃよかった。坂本慎太郎の曲が全く心に響かない現実を、受け止められないほど、というか、正直言って何の後悔も葛藤もなくユニバースを後にしたことを、私は…

坂本先生が目先のことでくよくよしないとご指摘してくださったのを思い出す。
焦ることはくよくよすることに含まれるのだろうか。
先生助けてくださいと思った。泣きたかった。
新しくなった心斎橋の大丸が構えるショーケースが眩しくて仕方なかった。

 

梅田から電車に乗り込んで帰る。出発したときにインスタを開くとさわのさんから私の投稿にレスポンスがついていた。「もしかして難波にいますか」とのことだった。
念って通じるんだなあと思って、少しだけ弱音を吐いて「会いたいです」と送った。
十三ですぐに下りて今すぐ難波に戻ろうかと思った。
家に帰れなくてもいいからさわのさんに会って話がしたいし、泣きつきたいと思った。
でも、バイトだと返信が来たので電車に乗って神戸へ帰った。
さわのさんからしたら大したことないことかも。でも大分救われたし、私の今日1のハイライトになった。

 

最寄駅から家まで歩いて帰ることにした。クソ寒い中周りを確認しながらニューオーダーを流して踊ってみた。
うん、乗れるし、楽しい。大丈夫

 

さっきは混乱したけれど、多分去年と今年で大切なものの存在が変わったのかなと思う。

坂本慎太郎のライブは本当に脳がとろけてふやけるくらい良かったのだ。人と笑って踊ってお酒を飲んで、満たされたのだ。
だからこれ以上何を望むというのだね。

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幸せの表象を思い浮かべる。

もう寝よう、明日は長い。
葡萄が食べたいな。