日記 2019年12月11日 水曜日

2019年12月11日 水曜日

 

朝起きてすぐに猫と遊んだ。毎日部屋の外で私が起きるまで待ってくれているのがうれしい。
しかし時間がなかったのですぐ庭から戻すと、私の背中(割とオキニのセーター)を爪でバリバリし始めて「んなあああああ」と叫んだりした。

 

朝餉は昨日の残りのシチューを頂いた。さらさらなのに濃厚で美味しい。
この時期芋類がおいしい。里芋食べたーい。

 

講義中に爪を切ったりした。
言語化にまつわるいろんなことを考えた。私はが使える言葉は限られている。

 

コンビニのパスタが安くてびっくりした。ので買ってみて食べた。
思いのほかおいしくて、コスパもいい。ああこれは自炊する人減るな。と思た。
ただこの貧しさは何なんだろうと思う。器かしら。ペラッペラのプラスチック。
良い皿が欲しいと常日頃思っているけれど、もし、このコンビニのパスタを良い器に盛りつけ直したらきっともっとおいしいだろうな。
器だけ持ち寄って小学校の給食みたいにハイッハイッて。
そしたらエコだしもっと安くなるし。
ともかく、お金を貯めていい皿を買わねばならぬ。

 

3限、山口先生の講義でツシマさんがゲスト講師をするらしいのでシンペーさんの講義をサボってお話を聞きに行った。
ので、以下はその講義の板書や概要、メモ、まとめとする。

 

ハンナ・アーレントからみる女性の政治について

 

日本はジェンダーギャップ指数の内訳で政治が極端に低い。

 

なぜ女性議員が少ないのか(意識編)
・家族の支援が得られない
有権者からの性別役割の押し付け
・セクシュアル・ハラスメント
・政治家=男というイメージの弊害

 

なぜ女性議員が少ないのか(制度編)
小選挙区制(90年代導入)
比例代表制の非拘束名簿式
保育所不足
・強制力のあるパリテ法がない
(パリテとは、フランス語で「同じ数、均等」を意味)

 

東大朝日調査(2014年)より女性議員と女性有権者の世論が、男性議員と男性有権者の世論が近しいことがわかった。
→そのため、女性議員を増やすことによって女性の権利が認められやすくなる。

 

女性有権者の世論上位
① 女性が社会に進出するための特別な制度
夫婦別姓
永住外国人地方参政権

男性有権者の世論上位

原子力発電の運転再開
② 日本の防衛力の強化
③ 日本でのカジノ解禁

 

衆議院では女性が1割なので意見が通りにくいゆえに世論の実現が難しい
女性議員が増えるとエンパワメントになる(エビデンス:インド地方議会より)

 

ハンナ・アーレント「政治は人間の複数性という事実に基づいている」(政治の約束123貢)
政治とは、多様な人たちが集まって、みんなに関わるテーマについて話し合うこと。
多様性のある人たちが集まって、話をするところに政治的なパワーが生まれる。
パワーは支配や暴力とは無縁の自発的なもの。つまり、一部の人たちだけが参加できる政治や、言葉や身体的な暴力のある政治は、政治的なパワーを弱めてしまう。

 

おわり。

続いてSBCがあった。
今日はジェンダーと教育の話だったのだけど、新しく男の子がやってきた。
主体性の話で先生ともう少し深く掘り下げることとなった。
ここのところ、フェミニズムの実践ばかりでなかなか勉強が進まず、久しぶりにディスカッションをして頭を使った。
早急にまとめることはしなくてもいいと思ったので保留とする。

 

山口先生の謎ジェスチャーの意味を聞いてみるとダブルコーテーションだと教えてくれた。

 

ZINEの告知をどぞ!といきなり先生に振られたので概要を説明するとすごく拍手をもらえてうれしかった。そしてポスターのラフを見せるとカッコイイ!と褒めてもらえた。

 

ツシマさんと山口先生と駅に向かう途中、バスの中で喋っていたらなぜか運転手から静かにしろと言われた。乗客はわたしたち以外に一人しかいなかったから目立ったのかもしれないけれど、気に食わなかった。

 

駅の近くで一緒に晩御飯を食べた!
きしめんのお店に行った。思えば初めて三人でご飯に行った時もきしめんだったな。のびのびですぐに切れてしまう。伊勢うどんを思い出した。
私はお金がなかったので、ツシマさんと山口先生から500円ずつ頂いた。
先生たちはてんぷらとおにぎりときしめんのセットを食べて、私はきしめんに鰹節をまぶしたのを食べた。480円也。

 

主体性について、ツシマさんから行為者(Agency)に近い感じを受けたと言われた。主体性は一貫性を保たねばならぬ。しかしエージェンシーは同じ考えを完全に反芻することは不可能で、らせん階段のように少しずつずれていくものだという。

 

私は早くお気に入りの論文を見つけたいと思った。そのためにも本をたくさん読まなければ。サイニーだけでは限界がある。

 

そして帰り路にやはり売買春の買い手・もしくは無関心層の研究をしたいと思った。坂本先生はフェミニズムに興味がないのだと思う。私は話の幅を広めたいのではなく先生に理解してほしいのではないかと指摘された。そうだろうか。要検討だ。

 

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ともかく今日は考えることが多かったなあ。明日は坂本先生の講義があるけれど、中止になりうる可能性が続いているので家を出る前はこまめにチェックしようと思う。
とにかく寝なければ。