日記 2020年1月9日 木曜日

2020年1月9日 木曜日

 

昨日は3時間しか眠れなかったのでドリエルを飲んでぐっすり眠っていたのだけど、4時ごろに謎の感覚が股からツツーと襲ってきて、なんだ?と思ったら経血だった。
ここ数ヶ月、生理周期が整っていない。
今までは月が替わると同時にやってきたものが、25日にになり、20日になり、15日になり、そしてなんと今日は9日である。

 

早く来すぎだ!と思ったが、こうして文字に起こしてみると9日は従来の予定日の1日よりずいぶんと遅れているということになる。不思議な感覚だ。

 

せっかく母と1からベッドメイキングをしたのに、たった一晩でシーツは無駄になってしまって不甲斐なかった。
ただ、インフルエンザの時にかぶらなかったことだけが救いだと思う。

 

そういえば不思議なことといえば、生理周期が狂い始めてからおのれを悩ませ続けていた生理痛がぱたりと襲ってこなくなった。
さらに言えば、「何でもない日」を狙ってやってくるようになったのだ。

今月でいうと、まだインフルエンザが残っているので登校できない日であり、さらに言うと期末テストよりもずっと前だ。勉強中にイライラしたり眠気に襲われたりしないし、爆食もしない。すごいなあ。

 

私はこの体とうまくやっていけるのかもしれない。

 

「食べたい」と母にねだって買ってもらったアボカドを食べた。レモンが添えられていた。
母は感染のリスクを背負いながら甲斐甲斐しく看病をしてくれたので、外に出られるようになったらお礼に何かランチとか行きたいなあ。

 

そういえば、父に「成人式は」と聞かれ、「行かへんよ」と答えると豆鉄砲を食らった鳩のような顔をしていた。

「一生に一度やろ」
「お金もったいないやん」
「そういうことじゃなくて、お前が行きたいか行きたくないかや」
「行きたくない。母と父と3人でご飯に行こう。夜ね!それこそ一生に一度かも知らへんし。」

という会話をした。

 

成人式や前撮りに興味はないが、母が着たらしい振袖に腕を通してみたかったなと思う。
とは別の理由で、私は20歳になるまで死ななければいけないという強迫性の妄想を患っていたこととから、「皆さん成人おめでとうございます」の言葉を受け取れないと思ったのだ。
人ごみ嫌いやしな~。

 

加えて、こないだの年末にアヤネの父と母に三宮まで送ってもらっていた時に綺麗なドレスが目に入り、
「これ同窓会のやつやねん、今からそれに合う靴を大丸まで買いに行くんよ、アヤネが自分で買えたらええねんけど時間ないらしいからおばちゃんたちが買わなあかんねん」
と説明されたときに、自分と見比べ、ああ、幼馴染なのにすごく遠いなあ。
一軍の女の子の家庭だなあ。と何とも言えない気持ちになったのを覚えている。

 

私はドレスを選べない。

おめかししても誰も見てくれないし、たった2日や3日の行事のために何十万も使ってくれる両親に対して申し訳なく思うあまりに汗が止まらなくなるだろうと思った。
「普通」だったら、感謝して終わるところかもしれない。どうしてかなあ。

 

成人式は一生に一度というのはその通りなのだけど、特別感が自分の中にあるかといわれると全くない。入学式や卒業式もこれに該当する。

 

私にとっての特別

 

秋の神戸空港(薄が強い風に押し倒されそうになるあの感じ どこまでも長い滑走路と雀の群れ 夕方になれば北を見ると美しい神戸の夜景が見えてくるので、ああ帰らなくてはという気持ちにさせられる。)

紫の空、好きなバンドのフラゲ日、真夜中の銭湯

人と食べるご飯 レシピ本を買うとき

阪急岡本駅

元町高架下

右手薬指第二関節のピンキーリング

シャンパンの泡 セラスチューム

2017年の春

 

2017年の春というと、私の心は過去一番に死んでいた時期である

その心の状態と反比例するように春の情景が美しく、私は丁寧な生活を心掛け、気をそらすかのように毎日いろんなところへ赴き新しく咲いた花の匂いを嗅いで回っていた。
あの時の目まぐるしさや、陽の暖かさ、神戸の街ののどかさ、柔らかさはまるで私が全ての心を犠牲にしなければ体験することのなかった夢物語みたいだった。

とはいえ、死んだ心から気をそらすためにいろんなものに注意を向けて生活していたのであながち間違いではないのだがそれはまた別の話である。

 

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ともかく成人式はいかないという話に帰結する。では今日はこの辺でさようなら。