日記 2021年1月15日 金曜日

日記 2021年1月15日 金曜日

 

 朝起きたら暖かかった。日差しが柔らかくて心なしか辺りが黄色く染まっているように感じる。春の匂いがした。言葉では表しにくいが、鼻を突き抜けていく空気の温度が心地よく、甘い匂いがする(甘いのか?)_…。色でいえば、夕暮れ前の一番淡い空、地平線を望んだ端っこの部分だ。そんでちょっと湿っている。

母によると今日は3月下旬の気温と同じらしい。反射的に、去年の春を思い浮かべた。静かで…まだ花は咲かない。

 

金曜日っつったら~ハラールビュッフェでしょうよ。と言いたいところだったが今日はSBCがあったので朝からエトセトラを読んでいた。昼前に母とドラッグストアへ行ってボディクリームを買ってもらった。桃とアプリコットの香りにした。そのあと13時半からSBCに参加して、近所の輸入食品店で茶葉を買った。イングリッシュブレックファーストは100p、ルイボスは80p買った。箱がデカくて鞄に収まりきらない…。そのあとはファミリーレストランで適当にドリンクバーとチーズケーキを頼んで日記を書いている。この近くにお気に入りの温泉があって、時間を見つけては何度も通っていたが閉業してしまった…。それも去年の春のことだ。

 

最近思っている事

信じることってすごく地味だ 服従していると誤解されそうだ、でも、信じることから最も遠い位置にあるのが戦いだと思う。私は戦いたくないのだ…。正しさの証明の為の争いは敗者に影を落としていく。私は、口酸っぱく言い続けているけど、人権が侵害されたときにだけ怒りを起爆剤にして戦うようにしている。その時の目的は様々で、発言の撤回、謝罪といった身近なことから法改正といった政治的なことまで多岐にわたる。個人的なことは政治的なことというスローガンを大切にしているのだ。

当たり前だが、私が戦うことで血を流すようなことは絶対に起きてほしくない。正しさによる力の誇示ではなく、説得がしたいんだろうなと思う。ただ、こういう時にメッチャ揚げ足取りに遭うんだけど、仮にそれ(人権の侵害)が他者だった場合に手前(私)が首を突っ込むのは、偽善者他ならないのではないか?そして、説得を目的にしたとしても、怒りの行使こそ人権の侵害では?(煽)という主旨の意見が寄せられていた。

毎回、私の怒りはそんなに軽いかね、と思う。他者の人権の侵害を許さないこと、また、怒りの行使を偽善だというなら、偽善で良いし、それが人権を侵害していい理由にはならない。例えば、人権の侵害を許していながら自らの意思で「信じる」人もいるかもしれない。その場合に、なぜ信じる経緯になったのかとか、本心が故意的に閉ざされてしまったりしているなら、手を差し伸べて他の道を示すべきだと思う。信じる続けることは疑うということで…万一のことがある前に、私はお節介でもその人の選択を信じたいと思うのだ。

 

閑話休題

 

春は陽が落ちる前に一気に涼しくなる。いや、どの季節も同じだけど、陽射しに温められた花の匂いが日没と共に一気に香るのだ。芽吹きの季節だから叶うんじゃないかなあと思っていたが、この1月でも似たような匂いがしたので、違ったか~という発見があった。

ガストにあるトロピカルアイスティーがそういう匂いに似ている気がする。飲み終わった後の余韻が春の夢って感じがするのだ。

 

どこだかわからない時間帯がある。一応調べてはみたが曙でも薄明でもない。なので、具体的な時間帯ではなくて記憶のどっかに引っかかった情景なんだと思う。

 

思い返して、去年の3月はよく晴れていた。緊急事態宣言が出て世間に緊張が走る中、私は散歩と銘打って呑気にありとあらゆる場所を徘徊したけれど、(当たり前ながらに)どこを歩いても空というのはついて来るもんで_…私は日が暮れる少し前に出かけて、夜になるまでをよく観察していた。毎回、夜になる瞬間に小さな絶望を感じていた。その頃の世界を一言で表すならステイって感じだった。立ち止まって己と見つめあうような時間がいつまで続くのか怖かったが、世界と自分をつないでくれるのは芸術“文化”だったと再確認できたし、新しい出会いもあった。それに、「置いてけぼり」という新しい感性を身に着けることもできた。最初は不安しかなかったけれど、有難いことに慣れて趣まで感じていた。

 

とはいえ、回帰の瞬間のために私はもっと経験を積んでいかなければらならない。なので妄想する。冬の間に何ができる?待ち焦がれている春が訪れた時、どうやって祝福しよう、夏の溢れる生命力にどうやってついていこうか、そして秋になれば私の誕生日が来る。その時私は何を望んでいるか、どんな人間になっているのか…。

とりあえず、今いる友達と沢山遊びに出かけよう。三浦とは会っていない4か月を埋めるほどの大冒険がしたいしまた一緒に温泉に行きたい。門田とは行く行く詐欺になっている丹波へ行って牡丹鍋を楽しみたいし光尊とは夏にド田舎の沢へ行って水着に着替えて蟹でも獲りたい。さわのさんとは私たちのことを誰も知らない地方都市へ行って秘密を作りたい。ヤマダさんとは案外アミューズメント施設へ行きたい、綾音とは舞台とか見てから色々話し込みたいし、ミウとはお金を使って贅沢なことをしたい。ほかにもいろんな友人がいるけど、一緒にしたいことは本当に全員違っていてそれが良いなと思う。恵まれている。今までずっと一人だったから、これからは誰かと季節を共有できたらいいな~と願っている。

 

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岡山での思い出 なんとなく春っぽい

 

春を意識することで、かえって冬に関心が寄せられていく。貯えなければならないなあ。春に貧しくなっちゃ元も子もなくなる。苦痛も、退屈も、資本も、期待も、手元でぬくぬくと育てていこう。とりあえず明日はどうぶつ王国へ行ってから温泉だ!雨降るらしいから寒いだろうけど楽しむわよ~。